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クラブ紹介

クラブの歴史

1935年(昭和10年)

日本海側で唯一の6ホールゴルフ場が完成

富山県のゴルフの歴史は、大川寺公園にその黎明を見ることができる。東京から赴任した内務省の役人を中心に、公園の草っ原に6ホールのコースを設営し、クラブを握ったのである。
歴史的に見ても、日本海側で唯一であり、富山県のゴルフの原型が、ここに見られる。

1958年(昭和33年)

北陸電力 山田昌作社長と舘粲児設計士が呉羽の用地を確定

戦後を経て、昭和32年に富山県にゴルフ場を造る機運が、一気に高まった。その中心人物は、当時の北陸電力社長であった山田昌作氏で、県内政財界が1つになり、準備を進めた。
翌年、宮内庁の庭に6ホールのゴルフ場を造った舘粲児氏と出会い、設計を依頼した。その後、昭和33年9月には、現地視察のうえ、呉羽の用地を確定した。

1959年(昭和34年)

大型ブルドーザー25台投入、造成工事開始

4月にゴルフ場設立準備委員会を立ち上げ、難航する土地買収を経て、10月1日に着工した。
雪が降る前に造成を終えたいと、山田氏の号令のもと、北陸電力常願寺有峰開発に使用した大型ブルドーザー25台を呉羽の山に集結した。

1960年(昭和35年)

呉羽カントリークラブ開場

当時としては、考えられない短期間の工事で、10月8日に、呉羽カントリークラブが、開場した。
開場記念祝賀競技の参加希望者は、予想を超えて250名にのぼったため、急遽、予定を変更して8日、9日の両日に分けて行うこととなり、まず、1日目は、40組140名の会員たちが、期待に胸躍らせて次々とスタートして行った。

1961年(昭和36年)

高松宮ご夫妻、ご来場

6月 高松宮ご夫妻が来場され、半日ゴルフを楽しまれた。景観もよく、変化があって面白いコースと、特に日本海から能登半島が一望できるホールが、お気に召したようだ。宮様は、9月にも、再び来場され、ゴルフを堪能された。

1964年(昭和39年)

初めてのプロ招待競技開催

7月 読売新聞社主催 プロ招待競技が、開催される。
2日間36ホール競技で、第1日は、片山津ゴルフ倶楽部で、第2日は、当クラブで行われた。優勝は、通算143ストロークの2アンダーでフィニッシュした、陳清波プロが獲得した。

1971年(昭和46年)

第1回さわやかゴルフカップトーナメント開催

プロの競技としては、非公式なものであったが、日本プロ選手権を制した尾崎将司や杉本英世、青木功など人気プロが多数参加した。
当時としては、2,000名のギャラリーが集まり、画期的な出来事であった。

1972年(昭和47年)

9ホール増設

7月19日 9ホール増設完成。27ホールとなる。増設コースの設計には、新鋭竹村秀夫氏を指名し、どのコースからも立山連峰が眺められるように工夫した。

1973年(昭和48年)

'73 第1回 北陸クラシック開催

6月29日から7月1日の3日間にわたり、'73 第1回 北陸クラシックが、開催された。プロの部の優勝は、呂良煥プロで、アマの部の優勝は、当クラブの渡辺信安氏であった。この大会は、後に行われる富山県オープンが、アマチュアに開放される布石となった。

1975年(昭和50年)

36ホール開場

ゴルフ人口も増え始め、10月に36ホールが完成し、金井社長の始球式が行われた。
その翌年から、各18ホールを日本海コースと立山コースと命名する。

1978年(昭和53年)

第1回富山県オープンゴルフ選手権大会が日本海コースで開催

第1回優勝者は、プロの部、大場勲プロで、アマの部は、当クラブ新進気鋭の伊東章氏であった。
その後、富山県オープンは、21回続き、数々のドラマを生むとともに、県内アマチュアゴルファー育成に貢献した。

1989年(平成元年)

30周年記念事業完成

大浴場やキャディハウスなどクラブハウスの増築ならびに改装工事が、完成する。
この時、地方では、初めてのゴルフミュージアムコーナーが設けられ、30年間の資料が常設展示されることになった。

1993年(平成5年)

練習場完成

230ヤード、20打席のドライビングレンジをメインに、2,000㎡のアプローチ練習場やバンカー練習コーナーを併設した施設は、すべてに天然芝が張られ、総合練習場に生まれ変わった。

1999年(平成11年)

第1回北陸オープンゴルフトーナメント 日本海コースで開催

21回続いた富山県オープンゴルフ選手権大会の後を受けて、第1回北陸オープンゴルフトーナメントを7月に開催する。プロ127名・アマ41名参加。

2000年(平成12年)

2000年とやま国体 夏季大会ゴルフ競技開催

第55回国民体育大会(2000年とやま国体)夏季大会ゴルフ競技成年男子の部が、秋篠宮同妃両殿下をお迎えして、日本海コースで開催された。

成年男子の部で富山県チームが優勝

2000年とやま国体、成年男子の部の会場になった当クラブに、全国都道府県より、多数の選手と関係者が集まった。2日間にわたる競技は、ともに激しい雨で、悪コンディションに苦しみながらも、各選手は、地の利を活かして闘い抜き、見事優勝を飾った。

2003年(平成15年)

台風23号により、ゴルフ場の樹木に被害

10月20日 富山県内を襲った台風23号は、過去経験したことのない集中豪雨と強風が吹き荒れ、長年かけて育んできた杉木立や松の大木を1,200本ほど、なぎ倒した。
復旧に際し、多くの会員から、心温まるご支援が寄せられ、会員とクラブの絆が、一層深まる出来事であった。

2005年(平成17年)

日本スポーツマスターズ2005 富山大会ゴルフ競技会男子の部開催

日本スポーツマスターズ2005 富山大会ゴルフ競技会男子の部が、日本海コース貸切で開催された。公式練習日を含めて3日間の大会は、2000年国体開催で培った経験を活かし、素晴しいコンディションに仕上げ、高い評価を得た。

2009年(平成21年)

開場50周年を迎える

記念事業のメインとして、3年掛かりで、日本海コースワングリーン化工事を行う。

50周年メモリアルモニュメント完成

富山ガラス工房の野田雄一氏によるメモリアルモニュメントは、円錐形の高さ4.5m幅2mのガラス・アルミ・銅・石のコラボレーションによる芸術性豊かなものになった。
題名「湧きたつ歓声」は、山田社長による揮毫が刻まれた。

2012年(平成24年)

第42回中部インタークラブゴルフ競技本戦 初優勝

CGA加盟倶楽部で競う団体戦本戦で呉羽カントリークラブ選手団が本戦出場32回目で悲願の初優勝を果たした。悪天候の中での戦いとなったが能登カントリークラブ開催という北陸の地の利を生かしての初優勝となった。

2015年(平成27年)

第23回日本女子シニアゴルフ選手権競技開催

北陸新幹線開業年に合わせて招致したJGA主催の第23回日本女子シニアゴルフ選手権競技が11月5日と11月6日の2日間、日本海コースで行われた。
練習ラウンドを含め、3日間とも快晴で、絶好のコンディションのもと122名が参加した。

2018年(平成30年)

第31回全国健康福祉祭とやま大会 ねんりんピック富山2018

ねんりんピック富山大会は、県内15市町村の会場で27種目のスポーツ・文化交流大会が開催された。ゴルフ交流大会は、11月5日に各都道府県と政令指定都市の代表56チームの166名が参加し、日本海コースで日頃の成果を競い合った。

第20回北陸オープンゴルフトーナメントに石川遼プロ初参戦

北陸オープンゴルフトーナメント2018は、20回記念大会として行われ、日本ツアーゴルフ選手会長の石川遼プロの初参戦で、2日間とも多くのギャラリーが観戦に訪れ、大いに盛り上がった。